大野豊の「視点」 「東出の持つ野球センスが開花攻守に渡って頼もしい存在へ」
 
 カープが過去3年間、苦しめられてきた交流戦ですが、今年は残り4試合としたところで11勝9敗とまずまずの成績を残しています。しかし、今年は交流戦に4つの借金を抱えて入っており、まだ5割には届いていません。6月で2桁勝利に到達したルイスの活躍は目を見張るものがありますが、そのあとに続く先発が見当たらないのが苦しいところです。  
  中でも一番の誤算は、やはり大竹の伸び悩みでしょう。6月16日現在で2勝8敗と大きく負け越しており、彼が貯金を作るような状況であれば、チーム成績も大きく変わっていたはずです。ただ投球内容を見ると、勝ってもおかしくない試合はいくつかありました。問題は決して深刻ではなく、大竹は自分の手で白星を掴むんだという強い気持ちを持って、投球を続けていけばいいのです。今年は開幕投手を務めるなど、期待と同時にプレッシャーを感じていると思いますが、何とか自分の力で乗り越えなければなりません。
 


おおのゆたか
77年、出雲信用組合からテストで広島に入団。
リリーフから台頭し、84年に先発に転向。
以来、球界を代表する左腕として活躍した。
88年に防御率1位・沢村賞を獲得、91年にはセーブ王、
97年には42歳で防御率1位に輝く。 通算148勝100敗138S。
現在はNHK解説者として活躍中。

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