山口 裕太

登録番号 4316
A2級
身長:165cm
体重:51kg
血液型:A型
出身地:広島県広島市
生年月日:1984年6月30日

 デビューから今年で4年、7期目を迎えた山口裕太、23歳は、昨年見つかった課題を克服し、A1級昇格を目指している。04年11月17日の初出走日に初勝利を挙げて以降、山口は順調に勝率を伸ばし、階級を上げてきた。デビュー期に勝率3.91をマークしいきなりB1級に昇格すると、4期目に勝率5.61を挙げ、上位 クラスのA2級入りを決めた。デビューからわずか4期間でのA2級。これほど短期間で昇格する選手は、そう多くはないという。
  しかし、A2級では勝率を伸ばすことはできなかった。山口は07年4月、わずか1期でB2級降格を余儀なくされた。A2級を維持できなかった最大の要因は、エンジンとプロペラのセッティング不足だった。「モータースポーツなので、エンジンをどれだけ仕上げられるかが勝敗に関わってきます。さらに競艇は、プロペラとマッチしないとスピードが出ません。それまでの僕は整備をあまりせず、感性だけで走っていました」。モータースポーツでは運転技術もさることながら、気候、レース場のコンディションなど様々な状況を把握し、どれだけマシンをベストな状態にセッティングできるかが勝敗の行方を左右する。トップレーサーたちはそのことを十分に理解し、日々エンジンとプロペラの調整に余念がなかった。しかし、山口はそれを怠った。勢いだけで勝てる程、「あまくはなかった」。
  山口はB1級降格後、エンジンとプロペラの整備に力を入れた。最初に取り組んだのは、プロペラ。厚さや角度など、紙一枚の差で勝負が決まると言われる程シビアなそれを完成させるためにハンマーを握った。次にエンジン。ギアケースの遊びを変更するなどして、作り上げたプロペラで最もエンジンのパワーを発揮できるように調整した。A2級にもう一度上がりさらにその先に進むために、山口は降格の原因に取り組んだ。そして07年10月、勝率5.54を残しわずか1期でA2級復帰を果 たした。
  しかし、山口の顔に笑顔はなかった。「勝率がよくありませんでした。A2に上がれたけど、まだまだです。セッティングにしても、こんな感じかなというのはありましたけど、自分のものになっていません」。気がついた自分の課題。半年間、その克服に向け取り組んできた。しかし、答えがないと言われる程多様なプロペラとエンジンを、その期間で仕上げることはできなかった。
  山口はこれからもその課題に取り組んでいく。モータースポーツで生きていく限り決して避けては通 れない道だから。「どのレースでもなぜよかったのか、なぜダメだったのかを常に考えていきたい。そうやって一歩ずつ前に進んでいけば、上に上がれると思う。絶対にA1に行きます」。


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