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1月31日(木)から2月5日(火)までの6日間、宮島競艇場でG1第51回中国地区選手権が開催される。今大会は広島、山口、岡山から勝率が優秀なトップレーサー50名が一堂に会し、中国地区ナンバー1を決めるビックレースだ。
地元広島からは、賞金王に輝いた経験もあり『安芸の英雄』と呼ばれる市川哲也など18名がエントリーした。その中で誰よりも強い気持ちで今大会に臨むのは『安芸の大虎』正木聖賢。正木は2000年にデビュー。02年後期から現在までトップクラスのA級で戦い、コンスタントに高い勝率をマークしてきた。06年6月には蒲郡周年記念でG1戦初優出、初優勝し、競艇選手の1つの目標であるそれを成し遂げたプロ10年目のレーサーだ。
正木にとって地元宮島は特別な場所だ。中学3年のとき競艇選手になると決意をした場所であり、03年、下関で転覆した際に顔と右ふくらはぎをプロペラで裂かれ選手生命の危機に立たされた後、復活優勝を果
たしたのもここ宮島だったからだ。「やっぱり地元には強い思い入れがあります。ケガをした後、宮島で優勝することができたときは涙が出るくらい嬉しかったし、初優勝は東京の平和島でしたが、ここで初めて勝ったときはそのとき以上に嬉しかった。宮島での勝利は、いつもと違った気持ちになります」。
今大会の会場は宮島、下関、徳山、児島の4ヵ所をローテーションで回る。宮島でレースをするのは、4年に一度しかない。それだけに正木の勝利への意欲はさらに高まる。
優勝のカギを握るのは、レース前にどれだけ気持ちを静め、エンジン、プロペラなどをきっちり調整できるかだと正木は言う。「大体僕は地元を走るとき、他のレース場以上に気合いが入るんです。だから逆に空回りしてしまうことがあります。それは特にレース前。レース直前になるとスーッと冷静になれるんですが、その前は興奮してエンジンなどを仕上げられないときがある。いくらレース直前に冷静になったとしても、いい準備を整えていなければ決して勝つことはできません」。どれだけドライバーが優秀でも、船のセッティングができなければ勝利することはできない。それがモータースポーツ。地元という特別
な場所で勝ちたいと意識するあまり、正木は過去、平常心を失いそれができなかった。
同じ失敗はもう繰り返さない。
「とにかく冷静になってまずは船を仕上げたい。そしてレースになったら、スタートから思い切って走りたい。一緒に走る選手がどれだけ強くても、自分がやるべきことをしっかりとやれば、勝てる手応えがありますから」。
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